対戦相手を心理的に見る について
チェスをしているときみんなは相手についてどう思っているだろうか。
ネット内に限って言えば
『相手はどんな人だろう?』
『何やっている人かな?』
『年はいくつかな?』
『本当に男性(女性)かな?』
などなど、オフ会や相手に確かめたりでもしなければこれらはまず
わからないだろうし、これらをネット世界で求めてもしょうがないし、
angeはこれらに関しては興味が無いためここでは述べないことにする。
ここでいう心理的というのは相手の打ち方または癖+@といったところ
だろう。表面的な部分でなく本人も気付いていないような内面的な
ところを垣間見る感じだ。そうチェスでだ。
こういったのはチェスに限らず考えて行うマージャンや、ちょっと
考えてしまうようなトランプゲームでも似たような姿は表れる。
angeにとってこれを味うのがたまたまチェスであったに過ぎない。
そしてここを読むことでチェス盤から少し離れて見たり、そんなことを
考えてチェスる人もいるんだなくらいで流し見てもらいたいと思っている。
例として先を読み切っていないサクリファイス*1というのがある。
{次の相手の手が必然的(チェックなど)なものを除く}
そしてその手に対する時間の使い方で相手の印象は随分変わると思う。
時間を使っていかにも何かがありますよ!といったものから、
あまりにも早く打ち何も考えてない?という不自然なものである。
これらそれぞれに対してサクリファイスを受け入れる人と受け入れない人
が表れる。そして相手がその手に対してのプレッシャーの受け方(その手に
対してすぐ手を返す人と時間が無いにもかかわらず読みきって返す人)
も見ることができる。
さらにサクリファイスというものを使う人と使わない人。
(angeの独断であり上級者になるほど言えなくなってくると思われるが、サクリ
ファイスには普通と違った考え方を常にしている必要があると考えている。)
すなわちわからないものに対して決断を行わなければならないという時に、
状況判断として心理的な面が垣間見れるということである。
また違う例を上げるとレベルが高い上級者と低い初級者との勝負の場合、
レベルの違いから上級者は絶対負けられない勝って当たり前という心境
から生じる、多少サクリファイスしてもあっという間に詰めてやるという
攻撃型や、相手が初級者だからこそ自分の油断のよって負けてはならない
という防御型。さらに初級者は初級者でこららもいつも負けているから
1回くらいは勝ちたいという強引な手から勝ちを見い出す攻撃型や、
今度こそは自分の守りを崩されないという防御型。
ここからもまずソウであろう事がソウでなくなった時に生じる焦り、
という心理的な面がある。
相手の手を読むだけでなく、こういった心理的なものを読んだ上で手を打つ。
当たり前といえばそうなのだが、それ中心に考えてのチェスがあっても面白い
と思う。チェスというゲーム以外でのゲーム。
頭脳・知識・勘・ハッタリ
これはangeのチェスである。
*1 サクリファイス・・・
価値の高い駒で価値の低い駒を取ったり駒を取らせたりして、
相手の裏をついたり自分の有利な展開にしたりすること。
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