車は左側通行の時は右ハンドル、右側通行の時は左ハンドル。
そのほうが運転しやすいのだから当たり前だとされてきた。

しかし19世紀にはほとんどの車が(左側通行でも)右側か中央に ハンドルがついていました。
そして当時の車はギアチェンジが車外 右側にありました。
現在と違い操作はとてもデリケートでコツが いり、利き腕である右手でなければシフトチェンジが難しい ものでした。
それに伴いレバーとギアボックスを繋ぐクロス シャフトやそれを覆うチューブなどを必要とし、製作工程はかなり、 複雑でした。
こういった工程を変えるべく新たなコンセプトを 1909年左ハンドルのT型フォードが発表されました。

この車がその後の流れをかえ、20年代〜30年代にかけてアメリカ 車をはじめシトロエン・ルノーなどの欧米車もT型フォードを 見習いほとんどの車が左ハンドルに変わっていきました。
これが左ハンドルの始まりです。


back top